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子供のケガを診る

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子供のケガを診る

こんにちは、骨盤キュア整骨院の松本裕希です。

自分は小学生にソフトボールを教えているのですが、最近は少し涼しくなってきたので、真夏の時のように気分が悪くなってテントの下で休んでいる子が少なくなってきました。

子供達は元気なので、休憩時間でも自分達でキャッチボールをしたりノックをしています。

そうなると運動量が多くなり、体のどこかが痛いと言ってきます。

ボールを投げると肩や肘が痛い、バットを振ると腰が痛い、走ると踵(かかと)や膝が痛いなど、いろいろと訴えてきます。

その訴えを聞いて、軽症なので続けても大丈夫なのか、安静にしておいた方が良いのか、病院に行って診てもらった方が良いのかを判断します。

その中で注意しておいた方が良いケガがあります。

腰椎分離症(ようついぶんりしょう)というのを聞いたことがありますか?

腰椎というのは背骨の中で腰にあたる所で、その腰の骨が分離しているので、腰の骨が骨折しているというケガです。

病院でレントゲンを撮るなど、詳しく検査をしてもらうべきケガです。

腰を回転させたり、後ろに反らすと痛みが出ることが多いです。

腰を回転させるのは、バットを振るソフトボールには欠かせない動作です。

後ろに反らすことは、ソフトボールに限らず様々なスポーツでよくあることです。

腰が痛いと言ってくるので、それだけを聞くとバットを振るのを無しにしたり、走ったり守備練習をメインでとなることが多いと思います。

それでも痛かったら、明日の試合に出れるように今日は安静にしておくことになると思います。

ただ、先程の通り骨折にあたるので、運動すること自体を禁止にしないといけません。

仮に足首を骨折すると、座ってキャッチボールなどは出来るでしょう。

手首や指を骨折すると、走ることは出来るでしょう。

それは骨折している所とはあまり関係なくできる練習だからです。

腰は全ての動作に関わってきます。

日常生活での最低限の動き以外はできるだけ避けた方が良いです。

もちろん学校での体育の授業も参加はできないでしょう。

これを無視して、単なる腰痛だろうと甘く考え、根性論のようなものを交えて指導するのは良くありません。

治るまでには何ヶ月かかかるものなので、大事な試合があったとしてもよく考えた上での結論を出すべきです。

こういう重症なケガもたまにあります。

技術を教えることも重要ですが、ケガをしてしまって、その後の一番ベストな選択は何かも考えることが重要です。

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