交通事故の時に知っておいてもらいたいこと
こんにちは骨盤キュア整骨院の松本裕希です。
交通事故に遭ってしまった時は気が動転してしまい、何をしたら良いのかわからないと思います。
そこで、交通事故に遭った時に気をつけるべきことをお伝えします。
まず、一番基本的なことは警察を呼ぶことです。
通勤中などで、仕事に遅れそうな時でも必ず警察を呼ばないといけません。
ケガが無かったので、相手と話をしてその場だけで解決するのは道路交通法違反となり、罰を受ける対象になってしまいます。
もし、その場で解決していたら相手の住所も名前などが全く分からない状態です。
その後、車の壊れている部分が分かって、被害分を請求しようと思っても何もできません。
ケガをしている所があっても治療費は自分のお金で払わないといけなくなります。
念のために相手の住所と電話番号と名前は聞いている方が良いですね。
それと、事故での体の痛みなんですが、かなりひどい事故でなければ事故を起こした時はまだ体に症状が出ていないことが多いです。
相手に、「体は痛くないので大丈夫ですよ」と言ってしまうと、後日、相手に痛みが出てきたことを言うと、「あの時は痛みが無いと言っていた」とか、「あの時の痛みでは無くて、他のことが原因ではないのか」と言われてしまいます。
事故をした時に、とりあえず診察してもらいに病院に行きますと伝えて、すぐに病院に行ってください。
自分が事故に遭った時は、直後は大丈夫だったのですが、30分後に病院に着いた時には全身が痛くて、歩くにも支障が出るくらいでした。
次の日は朝起きた時は体を起こすこともできませんでした。
症状が軽いと思っても病院に行って検査をしてもらった方が良いですね。
次に、車と車の事故の場合、自分が加入している任意保険会社に連絡をしてください。
車と車の事故の場合、0対100のような、完全にどっちかが悪いということは少ないです。
この場合は、信号待ちで止まっている時に追突された時などです。
お互いに動いていると、明らかにこっちに非がなくても10%くらいは過失がついてしまいます。
そうなると、相手が90%悪くてもこっちが悪い10%の分を相手に補償しないといけません。
相手への補償をする時に自分が加入している任意保険会社が代わりに交渉してくれます。
ちなみに、0対100で自分は全く悪くない場合は自分の任意保険会社は交渉をしてくれません。
これは、相手への補償の為に活躍してくれるので、自分が0%なら相手の補償をしなくても良いからです。
相手の任意保険会社と自分が直接話し合うことになります。
先程の説明で、自分が10%悪いとか0対100とかなど、自分にどれくらいの非があるのか、相手がどれくらいの非があるのかを過失割合と言うのですが、これは誰が決めているのかご存知ですか?
これは保険会社が決めているんです。
警察が事故の現場検証から決めているのではなくて、保険会社が事故の状況を聞いて判断しています。
保険会社は今回の過失割合はこうなりますと言われると、それが決定事項のように伝えられて、不満があるけどしょうがないかと思っている方は、説明をしてもらうか、納得をするまで調べてみても良いですね。
自賠責保険(交通事故を起こした時に相手のケガを補償するもので、強制的に加入しないといけない保険)についてご説明しておきますと、ケガのことに関しては120万円までの補償となっています。
ただし、これは先程の過失割合と関係しているのですが、もし自分の過失が70%以上なら、120万円から少し減額してしまいます。
具体的には、過失が70%以上100%未満なら120万円の2割が減額されるので96万円までの補償となってしまいます。
過失割合が100対0で、自分が100%悪い場合は自賠責保険の保険金は0円で補償は一切無くなります。
だからこそ過失割合が重要になってきますので、交通事故を起こした時には警察をすぐに呼んで事故の状況を正確に報告しないといけません。
適当に答えたり、自分の非を無くそうと嘘を言ってしまうと、相手と言っていることが違ってしまい、保険会社からの印象は良くありません。
過失割合を決めるのは保険会社というのは先程お伝えしましたが、嘘を言っている人とまともに取り合ってくれなくなってしまいます。
任意保険に加入していると、過失割合に関係なく補償をしてくれる事項もあります。
最後に、交通事故はもちろんいつ起こるか分かりません。
もし起こってもしまったら、その時の対応は重要です。
初めにお伝えした、
①警察を呼ぶ
②相手の名前、住所、電話番号を聞く
③病院で検査を受ける
④自分の任意保険会社に連絡する
この4つを覚えておいてもらいたいのと、任意保険に加入することが重要ですね。
交通事故は複雑なこともかなり多いので、自分達も全ての知識を補えているかは分かりませんが、できるだけ詳しくお伝えできればと思います。
お盆休みも近いのでくれぐれも事故の無いように気をつけてくださいね。