頭痛について
こんにちは、骨盤キュア整骨院の森本です。
本日は、頭痛についてお話をさせて頂きます。
頭痛の中で頻度が多い疾患を3つ紹介します。
・筋緊張型頭痛
色んな原因があって、例えば、姿勢の歪み、骨盤の歪みや運動不足、仕事、環境などによって首から背中にかけて筋肉に負担がかかりやすい状態になり、起こります。
症状としては、圧迫感があり、何かで締め付けられている感じがあります。
そういった方を治療すると首から頭蓋骨(頭のほね)に付いている筋肉に圧痛を感じる方が多いです。
首の筋肉が硬くなるとそのすぐそばを走っている神経を圧迫されてしまい、頭痛が起きてしまうと言われています。
病院では、痛み止めや筋肉を和らげる薬を併用して処方されていること多いみたいです。
・片頭痛
片頭痛の症状は、ドクドクするような4〜72時間持続する拍動性の頭痛と言われています。
悪心、嘔吐、音や光に過敏になってしまうことによって起こる反復性頭痛と言
なので音や光を遮るように、部屋を暗くしたり、テレビなど音がならないように静かにし安静にしたくなります。
頭痛が始まる前に光、モヤッとした模様が数十分見えて、視界が悪くなるような状態を閃輝暗点と言います。
一時期、運動障害、感覚障害、言葉が出にくくなったりする失語症になったりすることもあります。
一番多いのが先程、説明させてもらった閃輝暗点が一番前兆の症状として、多くなります。
感覚の症状が前兆として認めるタイプでは、チクッとしたような感じや一部分の感覚が鈍くなってしまうことがあります。
片頭痛には、こういった前兆がある症状と前兆がない症状に分かれます。
頭痛発作時に、前かがむ姿勢や階段の昇降といった日常生活の動作で増強すると言われています。
片頭痛の診断はどういうのが基準なのか?
・頭痛が月に15日以上の頻度で3ヶ月以上続く
・前兆のない片頭痛の診断基準を満たす
頭痛発作を少なくとも5回は経験している患者に起こった頭痛などがあります。
・片側性・拍動性・痛みの程度は中程度または重度・日常生活の動作の増悪
・頭痛が強い為、日常生活の動作を少なくする・悪心または嘔吐・光過敏・音過敏があったりします。
こういった項目に当てはまる方は片頭痛になってしまっているかもしれません。
病院では、アスピリン、イブプロフェンもアセトアミノフェンも良く使われているみたいです。
・薬物乱用頭痛
仕事や環境によってパソコンなど同じ姿勢を取ることで疲労が蓄積されて頭痛の頻度が増えても、なかなか仕事を休む事が出来なくて
薬を飲んで何度も繰り返す事によって薬が効かなくなり、薬の量が増えて悪循環になっていきます。
急激に起きた頭痛に対して、使われる頭痛薬の飲み過ぎにより起こる頭痛である。
起きる原因は長い事、頭痛持ちである片頭痛、緊張型頭痛、特に片頭痛の人が、治療薬を過剰使用することにより生じる。
薬物乱用頭痛は慢性の頭痛の約5〜10%であり、平均8%あるみたいです。
頭痛になる前の元々の頭痛について片頭痛が多くて
その次が緊張型頭痛や緊張型頭痛と片頭痛の混合型の順番に起こりやすくなっています。
頭痛は早朝、明け方の起床前に起こります。
あとは次の日も痛みが続いて出ることが多いです。
頭痛が慢性化すると、鎮痛薬、トリプタンなどの使用量が増え、だんだん効かなくなることが挙げられる。
薬物乱用頭痛の患者では、頭痛発作に対する不安になったり、恐れが強くなり、薬物依存性を示す傾向のあることや
精神障害の合併が見られることが特徴です。
薬物乱用頭痛の診断基準
・頭痛は一カ月に15日以上ある場合
・一種類以上の急性の症状に対して薬を3ヶ月を超えて、定期的に乱用している。
・3ヶ月を超えて定期的に1ヶ月に10日以上エルゴタミン、トリプタン、オピオイド、または複合鎮痛薬を使用している。
・トリプタン、鎮痛薬、オピオイドのいずれかの組み合わせで一ヶ月に15日以上の頻度で3ヶ月を超えて使用している。
こういった状態が診断の基準になっています。
小児の頭痛の場合
片頭痛
症状が続く時間が1〜72時間、場所は片方だけでは無く、おでこ、こめかみ付近など幅広く痛みが出ることもあります。
あとは成人以降の片頭痛と大きく変わりは無さそうです。
筋緊張型頭痛
成人以降の症状と大きく相違はないみたいです。
ただスマホ、ゲームなど見る時間が、長くなってしまっているので姿勢が悪い子が増えているかと思います。
出来る限り、時間を決めて身体に負担をかける時間を減らすよう指導するように出来れば良いかなと思います。
当院に来られているお子さんで猫背が
かなり強い状態で姿勢の意識がなかなか難しいと言われていたんですが
家族のサポートがあったので、かなり姿勢の状態が良くなりました。
こういった周りからのサポートがあると、より治療後もいい姿勢の状態をキープすることが出来ます。
こういった症状でお困りの方がおられましたら、まずはご相談下さい。