寝違えてから手が痺れる!
こんにちは。骨盤キュア整骨院の蘆田です。
寝違えてから手の痺れが出て、今後治るのかと不安を持って来院された患者さんがいました。
この患者さんは、仕事柄出張が多く、就寝時に枕が変わると朝から首の調子が悪くなりやすいと言われていました。
今回も、枕が合わなかった為か(?)首の症状が強く出てしまったようです。
寝違えて首を動かすと痛む程度であれば、様子を見ようと思っていたようですが、今回は腕や手に痺れが出たため、不安に感じ、来院されたとの事でした。
症状としては、首をどの方向に向けても痛みが強い、首肩の筋肉の圧痛(押して痛む)、腕の外側~親指までの痺れでした。
伺った症状や色々な検査から、首の神経が何らかの原因で刺激を受け、腕や指まで痺れが出ていると考えました。
骨と骨の間のクッションである椎間板の中から、髄核というものが後方へ飛び出し、神経を刺激するものを椎間板ヘルニアと言います。骨の形状や靱帯などの変性自体が神経を刺激すると、頚椎症性神経根症と言われます。
名前はどうであれ、首から出ている神経が何らかの原因で刺激を受けているという事です。
骨などの構造自体は手術以外では治りませんので、僕たちが出来ることは、まずは首周囲の筋肉の緊張を取る事です。
初診時から、3回目までは筋肉の緊張を取ったり、神経の過剰な興奮を治めるためにハイボルト(電気治療)を行いました。それにより、首の動きは改善され、痺れもなくなりました。
その後、根本的な症状の改善のために、姿勢矯正を行いました。
この患者さんは骨盤の歪みが強く出ていて、その結果猫背も強く出ていました。
猫背は背中が丸くなるだけでなく、頭も前に出た状態になりやすいです。
この頭が前に出た状態になると、首を上に向ける動作がしにくくなります。
そして、神経が刺激されやすくなります。
ですので、この患者さんにとって猫背の改善は症状の改善に必須条件でした。
現在は、猫背も随分改善し、首の痛みも痺れも出なくなっています。
首の痛みや、腕や手の痺れ、猫背が気になる方は、是非ご相談下さいね。