股関節の痛み3 股関節インピンジメント症候群
こんにちは。骨盤キュア整骨院の蘆田です。
今回は、股関節のインピンジメント症候群について書いていきます。
比較的年齢が若く、スポーツを行う人に起こりやすい疾患となります。
インピンジメントとは「衝突」という意味です。
股関節を形成する骨と関節の縁に付いている軟骨組織(関節唇)がスポーツなどにより衝突を繰り返し、痛みが起こります。
股関節を深く曲げる動作の多いスポーツ(サッカーや野球など)で起こりやすいとされます。
自覚症状としては、
・以前よりも股関節の開きが悪くなった
・深くしゃがむと痛む
・靴下の着脱、足の爪を切る際に痛む
・イスからの立ち上がりに痛む
などを言われます。
股関節のインピンジメント(衝突)が起こる原因としては、股関節を形成する骨の形状にあります。
大腿骨頚部が太いと臼蓋と衝突します(カムタイプ)
臼蓋の幅が広いと関節唇と衝突します(ピンサータイプ)
大腿骨頚部が太い+臼蓋の幅が広い(混合タイプ)
どのタイプも進行すると変形性股関節症へと発展します。
股関節の形状に異常を伴う方は多くいますが、スポーツをする人にこれらの症状が出やすいので、日常生活で痛みがなく過ごされている方も多いです。
当院では、電気治療(ハイボルテージ)や鍼治療で痛みの緩和をはかります。
骨盤の歪みがあると、股関節に負担がかかりやすいので「骨盤矯正」も行い、できるだけ負担がかからないような状態にしていきます。
それでもスポーツなどをして痛む場合は、手術も考慮される疾患になりますので、必要に応じて医療機関に紹介もさせて頂いております。
スポーツをしていて股関節や鼠径部(足の付け根)が痛む場合や、深くしゃがみ込むと股関節が痛む場合などは気軽にご相談下さい。