足首の捻挫で来院
こんにちは、骨盤キュア整骨院の松本裕希です。
先日、右足首を捻挫してしまった患者さんが来院されました。
学校で体育の授業中、バスケットボールをしていて、リバウンドのボールを取ろうとジャンプをして着地をした時に、相手の足を踏んでしまい、バランスを崩して捻ってしまったそうです。
右足の外くるぶしのあたりに腫れがあり、少し熱を持っていました。
足首の捻挫はスポーツをしている方は頻繁に発生します。
勢いよく捻ってしまうと内出血が起こり、足首がかなり広い範囲で紫色になってしまい、場合によっては骨折をしてしまう所でもあります。
この患者さんは捻った当日に来院されました。
歩けることは歩けますが、痛みで少し足を引きずっています。
内出血が起こるならもう少し時間が経ってからなので、来院された時はまだ内出血の徴候は無かったです。
捻った時を再現するように動かすとかなり痛みが出ます。
学校での処置は湿布を貼るくらいでした。
来院されてからは、まず氷で冷やすことから始めました。
RICE(ライス)治療というのはご存じですか?
Rest(レスト)・・・・安静
Icing(アイシング)・・・・冷やす
Compression(コンプレッション)・・・・圧迫
Elevation(エレベーション)・・・・挙上
この4つの単語の頭文字を取ったものです。
冷やす時は単に冷やすだけでなく、治りが早くなるように質を高めて冷やすという初期治療になります。
これを足首の捻挫に当てはめると、まずベッドに上向きで足首を氷(氷嚢・・ひょうのう)で冷やします。(アイシング)
その時に足首の下にタオルかクッションを入れて足首の位置を高くしておきます。(エレベーション)
冷やすのは20分が良いです。
それが終わるとテーピングで圧迫固定をして足首を動かさないようにします。(コンプレッション)
腫れや熱を持っているのは2~3日続くので、その間は運動は禁止です。(レスト)
できるだけ毎日治療に来てもらい、腫れや熱を持っている2~3日はアイシングを継続し、動くとテーピングは緩くなるので毎日巻き直しをします。
その間も、当院では痛みを取る電気治療を併用していきます。
これを続けた結果、1週間後には体育の授業にも参加でき、休み時間も外で遊べるくらいに回復しました。
ちなみに内出血は出ることは無く、比較的軽傷なものだったと思われます。
これを自然に治るまで待っていたり、初期治療を怠っていると完治まではもう少し時間がかかっていたのではないかと思います。
初期治療のRICE治療を是非覚えておいてくださいね。